【応用】すばる望遠鏡

すばる望遠鏡は、日本が1999年に製作したハワイ島マウナケア山頂(4,200m)に設置されている巨大な反射望遠鏡です。自然科学研究機構国立天文台が運営しています。

望遠鏡の反射鏡は、大きいほうが光を集める能力が高くなりますので、観測には有利です。

主鏡の口径は8.2mmで一枚鏡としては世界最大です。望遠鏡に使用される反射鏡は1950年代から大型化が始まり、主流だった3mから徐々に大きくなってきました。世界一大きな天体望遠鏡の口径は、2007年にできたアメリカ・アリゾナ州にあるグラハム山国際天文台の11.9mですが、これは2枚の鏡からできているため、一枚鏡の望遠鏡で最大のものは、日本のすばる望遠鏡となります。

この主鏡は、超低熱膨張ガラスで作られており、厚さが20cm、重さ22.8トンもあります。表面の平均誤差が0.014マイクロメートルととてつもなく高精度にできています。

地球上から観測するためには、空気が澄んでいて、空が暗く、天候の良い日が多いことが望まれます。日本国内では候補地がなかったため、ハワイ島のマウナケア山頂が選定されました。標高4,200mの山頂の気圧は平地の2/3で、晴天が多く乾燥しているそうです。また、貿易風により雲がかかることがあまりありません。さらに、周囲に都市がないため暗く観測には最適の条件と言えます。この設置のための準備期間は20年にも及んだそうです。このような好条件のため、マウナケアには 11 ヶ国13 の望遠鏡を運営しています。

観測の成果は、ホームページのギャラリーで公開されており、どの画像も息をのむ美しさです。また、科学的にも多くの成果を上げており、今後のさらなる成果に期待できます。

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