【応用】光ファイバ融着加工

光ファイバ同士を接続したり、先端を球状にしたり、コアを広げたりと様々な加工がなされる場合があります。

多くの場合には、熱を加えることで光ファイバ先端を変化させることで実現しています。この熱源としてCO2レーザーが使用されることが多いです。理由としては、比較的簡単に微小領域へ熱を集中できること、CO2レーザーの波長が樹脂に吸収されやすく効率が良いこと、技術的に成熟しておりコストが安いことなどがあげられます。

光ファイバ用の加工機として販売されているものもあります。このような装置は、レーザー加工部に加えて、アライメント・観察機能や制御用ソフトウエアが組み込まれており、確実に容易に作業できるようになっています。また、レーザーを使用するため、その安全性を保つため、装置全体としてレーザー安全企画クラス1に適合しているものがほとんどです。

操作性、加工安定性を考慮して、デスクトップ型の加工機が多くみられます。加工も、自動で完結できる機種もあれば、細かな設定を手動で変更できる機種もあるようです。

光ファイバは、高速情報通信の重要なインフラとして整備されてきています。伝送容量を拡大させるために、時分割・波長分割多重伝送や、空間分割多重伝送(マルチファイバ)などの技術開発が進められてきました。特に、マルチファイバは容易に伝送容量を増やせるため、ファイバの心数は今後もさらに増えると予想されます。

ファイバの溶着は、ここにあげたCO2レーザーの他にアーク放電溶着でも行われてきました。しかし、アーク放電では距離に応じて溶着性能が異なってしまい、特にマルチファイバの加工での利用に適さないようです。今後は、さらにCO2レーザーへの期待が高まりそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です